
ノルウェーのバンドBeezewaxとKenneth Ishakのソロ活動は国内盤のリリースも含め日本でもよく知られているが、実はKennethの弟André J. Ishakと彼の友人Hoa Tranの運営するレーベルがオスロにある。そのレーベルSellOut! Musicで今イチオシのバンド、Hiawata!が素晴らしい。ニュー・アルバムに先駆けてリリースされたmp3シングル『Valley Boys』で彼らが届けてくれるのは眩しいぐらいインディーポップ全開のサウンドなのだが、注目すべきはカバーになって初めて気づくHiawata!の曲そのものの強さであり、オスロのインディーズ・シーンの盛り上がりっぷりだろう。本作はタイトル・チューンとリミックス・ヴァージョンの他に、過去リリースした楽曲のカバーも入れて全10曲という超充実の収録内容にもかかわらず、無料でダウンロードできる。ぜひチェックしてほしい。詳しくはSellOut! Musicのウェブサイトかマイスペースでご確認を。

さらに、今回はヴォーカルであり作詞作曲を担当するToreとのメール・インタビューもお届けします。
Interview with Tore Løchstøer Hauge 2009.2.9
バンド名のHiawata!とはどういう意味なんでしょうか。
“Hiawata”はディズニー・アニメ*のインディアンの少年の名前なんだ。ギターのHåkonとJohanが子供の頃アクション・フィギュアで忍者ごっこしていた時に、その遊び仲間のグループを“Hiawata”と名づけたのが本当の最初だよ。そのままバンド名にしてもいいと思った。バンドを命名する前は“Hiawata”が“川を作る人”を意味するインディアン名だって知らなかったんだ。あとでそれが判明したけどね。僕にとってこの単語は90年代のような感じがする良い言葉だよ。ダイナソーJr.みたいに。
*Little Hiawatha(小さなハイアワサ)のことかと思われる。
どういう経緯でいつ頃結成されたんですか?
ギターの二人(HåkonとJohan)と僕は幼なじみで初期のHiawata!としてプレーしていた。僕らは本当に物知らずだったけど、ちょうどEinar(ベース)とAre(ドラム)が加わった頃から“マジック”が起こり始めた。Einarと僕は職場で、AreとHåkonはある夏、オールドスクールなスーパーマリオがきっかけで出会ったんだ。2004年まで振り返ると、たぶん、そう。
今回リリースするmp3シングル『Valley Boys』のBサイドにはいろんなアーティストが参加してますね。彼らとはどのように出会ったんですか?
僕たちメンバーで友達の何人かに自分たちの古い曲をカバーしてもらうよう頼んだんだ。実際そうしてもらったのはラッキーだったよ。BeezewaxのKenneth Ishakみたいに有名なアーティストからまだ無名のバンドまで幅広いけど、みんなオスロでは本当によく知られた素晴らしいアーティストばかりだ。どのカバーもオリジナルより良いサウンドしてるよ。(笑)どうやって僕らが知り合ったかって?オスロは小さな街で、みんな同じバーでたむろしているんだよ。それに僕も含めてかなり気さくな連中だしね。(笑)
タイトル・チューンの「Valley boys」 では何を歌っているんでしょうか。
「Valley boys」は「Dylan McKay(ディラン・マッケイ)」っていう1stアルバムの曲の続編なんだ。僕はBeverly Hills 90210(ビバリーヒルズ高校白書/青春白書)や80年代モノのアメリカン・ティーンエイジ・コメディーの大ファンでね。それで「Valley Boys」ではもしかしたらこの映画のプロットになったかもしれない歌詞を書こうとした。それはただ傷心のミドルクラスの少年についての歌で。(笑)

プロデューサーであるKenneth Ishakとのレコーディングは毎回どんな感じですか?
『Black on Blondes』というEPからKenneth Ishakと作業していて、次に出るアルバムまでそれをし続けるっていうのはかなりグレイトだったよ。僕自身、彼のバンドBeezewaxとソロ・ワークの大ファンだし、それに彼のプロデュースで一緒に歌ったりギターを弾いたりするということを本当に誇りに思ってる。Kennethはこのバンドで作りたい種類の音楽を熟知しているし、メンバーと同様に影響力があるんだ。それに、すごく気さくな人だしね。
(北アイルランドの)ASHは好きですか?(曲の第一印象がASHを思わせる雰囲気だったのでつい。)
うん、とても好きだよ。今はそれほど入れ込んでないけど、もっと若い頃はフェイバリット・バンドのひとつだった。HåkonとJohanもたぶんそうだったと思うよ。僕は「Animal」を聴いた人たちが(ASHの)「Girl From Mars」をちょっと思わせると言ったのを耳にしたことがある。それは今かなり事実として認めなければいけないよね。(笑)
現在注目しているアーティストやレーベルはありますか?
SellOut!はもちろん別として(笑)そうだな、Bolibompa RecordsやSpoontrain Audioのようなレーベルには本当にノルウェーの才能ある顔ぶれがたくさん揃ってると思う。Bolibompaは僕らのドラマーが運営してて、Spoontrain AudioはMy Little Ponyにいる友人たちが運営しているんだ。他にチェックしてほしいノルウェーのアーティストはHarrys GymにMonzano、それともちろん、Kenneth Ishakだよ。他に今面白い海外のバンドだとGlasvegasやGaslight Anthemかな。
あなたの音楽は主にどんなものからの影響が強いと思いますか?音楽の他に映画や本、物事などあれば教えてください。
自分で話せるだけになってしまうけど、僕は映画やテレビシリーズから多くのインスピレーションを得ている。本当に一般的なポップ・カルチャーに。でも僕らの音楽、少なくとも自分のソング・ライティングにおける最大のインパクトは、酔っぱらった夜なんだ。仲間や女の子たちとも一緒に一晩中ぶらぶらして過ごすような。
バンドのスケジュールや今後の目標などがあれば教えてください。
4月に『These Boys and This Band Is All I Know』というニュー・アルバムをリリースするよ。できればみんなが自分たちと同じぐらい新作を気に入ってくれて、ビッグなロック・スターになって日本へ行けるようになるといいな。(笑)僕らは本当に日本とジャパニーズ・カルチャーが大好きなので、どうか連れて行ってください!
というわけでHiawata!のニュー・アルバムをリリースしてくれる日本のレーベルを現在絶賛募集中です。どうぞよろしくお願いします。
Hiawata!の日本盤リリースについてご検討中の方はぜひBivrostまでご一報ください。メールはこちらまで。
関連リンク
Hiawata!
Website (Label) http://www.sellout-music.net/
MySpace http://www.myspace.com/hiawata
